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第2章「各々の想い」

キョウランノマイ どこかの時代、未だ狂乱の戦いの渦の中にいる世の中。
ガウスの里と牧場との戦争はFAMEのリーダー、サモタによって阻止された。
そして舞台はガウスの里へと移り、物語は動き出す。


<牧場>

おじさん「・・・・」

おじさんはしばらく、唐突に現れた初対面の男を呆然と見つめた。

おじさん「ふぉふぉふぉ、礼を言っておくが・・・あんたは何故牧場を助けてくれたんだ」

サモタは重い口調で再び繰り返す。

サモタ「俺の作った組織、FAMEは争いの調停を目的としている。平和のため、その業務を全うしたにすぎない」

二人のもとへ、体をふらつかせながらも手負いのオイミヤコンが歩いてくる。
オイミヤコンは先ほどベルモンド・ガウス・カルスグローヴの正体不明の攻撃を直接受けていた。

オイミヤコン「何であれ私達を助けてくれたことは感謝します。どうお礼をしていいか・・・」

サモタ「礼などはいいさ。これにて失礼する」

そのまま立ち去ろうとしたサモタをおじさんが後ろから呼び止めた。

おじさん「あ・・・あんた、1つ聞きたいことがある。オイミヤカロンという名前を聞いたことはないか?行方を探している故、少しでも情報が欲しい」

オイミヤカロン。
オイミヤコンの姉であり、オイミヤコンの剣の師匠でもある。
しかし、ある日を境に牧場から突然に姿を消した。
それ以降、おじさん達はその行方を探し続けているが一向に何の情報も得られないままであった。


サモタ「オイミヤカロン・・・か。いろいろな地を廻っているがそのような御仁に会ったことはないな。力になれなくてすまない」

それだけを告げると、サモタは姿を消す。
2人から見てもまるでそのまま消滅したのようにしか見えないほどのスピードだった。

おじさん「オイミヤカロン・・・どこに行っちまったんだ」

オイミヤコン「姉さんはそう簡単に死ぬような人ではありません。生きていることを信じましょう」




<ガウスの里>

負傷者が横になるベッド。
そこに横たわる1人が目を覚ましたところだった。

機GAUSU機「う・・・・」

ベルモンド「目が覚めたかい?」

機GAUSU機は痛む箇所を抑えながら、ベッドの隣に立つ男に顔を向ける。

機GAUSU機「俺は・・・負けたのか」

機GAUSU機は悔しさ、脱力感のような何とも言えない気持ちに襲われていた。


機GAUSU機「くそっ!」

機GAUSU機は思い切り拳を壁に叩きつける。
機GAUSU機はもともと牧場への侵攻自体は乗り気ではなかったが、戦いは彼の生きがいともなっていた。
そんな彼にとってここまで明確に敗北を思い知らされたのは初めてだったのだ。


ベルモンド「あれは・・・仕方ないよ。あの人間は次元が違っていた。仮に僕たち2人を含めた今回の全軍で挑んだとしても歯が立たないだろうほどにね」

機GAUSU機は突然戦いに乱入してきたあの男のことを思い出す。
狂拳の中でも威力、速度ともに優れた5式でさえ赤子のようにあしらわれた。
そして、奴の攻撃らしき何か、自分が斬られたことさえしばらく気付かないほどの速度。


ベルモンド「幸い傷は浅い。安静にしてればすぐに完治するから、おとなしくしてることだね」

機GAUSU機「ああ・・・」

そして何より、あの敵は自分を簡単に殺せたはずなのにそれをしなかった。
その事実が、機GAUSU機に一層圧し掛かっていた。




<ガウスの里、軍事本部>

ガウスの里は主に6つの部隊から成っている。
戦闘部隊の第一部隊隊長は機GAUSU機。
情報収拾部隊の第二部隊隊長はベルモンド・ガウス・カルスグローヴ。
里防衛部隊の第三部隊隊長はバルバロスガウス。
武器製造部隊の第四部隊隊長はガウス正宗。
医療部隊の第五部隊隊長はエンジェルス・ガウ子。
?部隊の第六部隊隊長はガウスくまさん(第六部隊は一人)。
そしてそれらを束ねる上部組織が暗殺省であり、そこの将軍とも言える存在がガウスの里はという人物であった。
そして今、その隊長全員、各部隊隊員が出席する里会議が開かれようとしている。



中央にいる、数本のナイフを腰に提げた長身の男が宣言した。

ガウス里は「これより会議を始めよう。じきにtzt魔法王国が本格的に攻めてくる。ここでの議題は来る奴らとの全面戦闘への対策だ」

各隊長は敵が攻めてきた際の配置や対策などを議論しあっていた。


会議が行われている中、第3部隊ではヒソヒソと2人の隊員が話をしている。


がうすん「すいません先輩、俺部隊入ったばっかで・・・・隊長達の顔がよくわからないんですが教えてもらえませんかね」

ガウス鳥「なんだ会議中に・・・まあいいだろう。見たところ先の戦いでの負傷で第一部隊隊長と第二部隊隊長は欠席みたいだな。まずあの前のほうの席にいらっしゃるのが我らが隊長バルバロスガウス殿。この里の鉄壁の守りを誇る我らが第3部隊の頂点にたつお方だ」

がうすん「ふむ、あの人が・・・」

後輩らしき隊員は、自分達の列の先頭にどっしりと座る大柄の男を見た。
自分達の隊長ながら、非常に頼りになりそうな雰囲気を醸し出している。

ガウス鳥「そしてあそこの刀を持っているのがガウス正宗殿。かなりの武器製造技術を持っているそうだが、ご本人自身も達人クラスの刀の使い手らしい。それからあそこの見目麗しい女性がエンジェルス・ガウ子殿。そのお美しさのため、憧れの的にもなっている。俺も是非彼女の治療にあやかりたいものだ・・・」


がうすん「・・・先輩?」

ガウス鳥は後輩の怪訝な顔つきを見てすぐに話を再開する。

ガウス鳥「ああいや、すまん。それからあそこのくまの着ぐるみを着ているのがガウスくまさん殿。第六部隊は彼一人だというし、どうも謎が多いお人だな・・・」


各隊長の説明をしていた隊員は、最後に中央で会を取り仕切っている長身の男を指した、

ガウス鳥「そして今司会をなさっている暗殺省の長官ガウスの里は殿はすごい方だぞ。その実力はこの中でもトップクラス、昔かのハヤオ・ゴールドスミスと激戦の末に勝利したと言われている」

がうすん「あ、あの有名なバードマンと・・・」

ハヤオ・ゴールドスミス。
まだ隊に入ったばかりの者でさえ聞き覚えがあるほどの有名な名だった。

ガウス鳥「俺達もあの方たちのようになるため、日々精進するのみだな」

がうすん「は、はい!俺なんかやる気出てきました」


TZT魔法王国を迎え撃つため、会議は続く。


<ガウスの里、街中>

町中を11、12歳ほどと見られる少女が歩いている。
しかし、その少女に向けられる町の人々の視線は畏怖、恐れ。
その少女はどうして自分がそのような目で見られているのかはっきりとはわからなかったが、なんとなくその理由を感じ取っていた。

この視線は街中に出る度、「いつものこと」であった。
誰もが自分を恐れ、賑わっていた通りからもすぐに人がいなくなるのだ。

ガウス・キャラメルプリン(なんだかここ、怖い・・・)

その少女に近づく者は決しておらず、皆逃げるように離れていく。
だから昼の町中だというのに辺りは静まりかえっていた。




その時、少女の前に「闇」が現れる。


steamL「いけませんよ、こんな所に来ては。我々は狂神ガウス様の側近なのですから、お側にお控えしてないと」

闇を具現化したような男が笑顔で少女の前に現れ、そう告げた。


ガウス・キャラメルプリン「だって、あそこつまんないんだもん」


steamL「私が新しいお人形をあげましょう。すぐに戻らないとガウス様がご機嫌を損ねられますよ」


少女は渋々といった様子で、その男についていった。


<TZT魔法王国>

ガウスの里とは対極の方角。
そこにTZT魔法王国はある。
ここの民の特徴は主に4属性に分けられた「魔法」と呼ばれる特殊能力を使うことである。
もちろん民によってその力は大小と差があるが、そのために外部からは恐れられ、TZT魔法王国に近づく外部の者は滅多にいなかった。


その四属性それぞれの部隊があり、さらにその上には四天王が存在している。
今、まさにこの国は長く争ってきたガウスの里に出撃するところであった。



TZT魔法王国の長、TZTは控える4人の四天王に告げた。


tzt「にょほほほほ。この度の出撃には四天王の中からお前達二人にいってもらう」


イタチザメ「・・・はっ」


ふじけん「仰せのままに」


指名された2人の四天王は出撃準備のため、退出した。


tzt「それからすまんがしばらくこの国を留守にする。その間この国を頼んだぞ、魔法使い秀吉(ひできち)、稲葉前司行長」

魔法使い秀吉&稲葉前司行長「命に代えましてもこの国をお守り致します」




四天王の一人で聖の属性を司るイタチザメは出撃の準備を整えていた。
そこに、1人の男が姿を現した。


ハヤオ・ゴールドスミス「出撃命令がでたようでやんすね」



イタチザメ「ああ・・・TZT様は四天王を2人もご指名された。今回は本気で里を潰す気なのだろう。僕は、彼女と戦わなければならない」


ハヤオ・ゴールドスミス「まだ戦うことを迷っているでやんすか?」


イタチザメ「・・・」


イタチザメは苦悶の表情を浮かべる。
彼は今迷っていた。

今ガウスの里には幼なじみのエンジェルス・ガウ子がいる。
ちょっとした生まれの違い、今ではそれぞれが敵対する側に回ってしまった。
彼女のことを昔から想い、それ故ガウスの里と戦わなければならない出撃命令はイタチザメにとって辛いものとなったのだった。


イタチザメ(・・・できることならこちら側に引き入れたい。だが彼女がそれを拒絶した時、この手で・・・本当に殺せるのだろうか?)

未だ迷いを見せるイタチザメに、ハヤオ・ゴールドスミスは冷然と一言を告げ、去っていった。


ハヤオ・ゴールドスミス「躊躇いは戦場で死を招く。覚えておくでやんす」



ハヤオ・ゴールドスミス。
かつてバードマンとして恐れられた有名な殺し屋。
ガウスの里はとの壮絶な戦いの末死んだと言われていたが、彼は現在このtzt魔法王国に密かに身を潜ませていた。
それは自分に人生でたった一度の屈辱を味わわせた男への復讐という目的とガウスの里の征服というtzt魔法王国の利害が一致したからである。



入れ替わりに、今回出撃するもう一人の四天王が入ってくる。

ふじけん「そろそろ出撃だ」

イタチザメは目を細め、彼の「格好」をちらと見てから言った。


イタチザメ「わかった・・・しかしその格好、もう少しどうにかならないのか?」



ふじけん「これが俺のスタイルだ。文句あるか?」




雷を司る四天王の一人、ふじけん。
雷帝と呼ばれ、周りから恐れられる彼は文字どおり全裸だった。






<ガウスの里、研究所>

ガウスの里の方も既に部隊の配置も終わり、TZT魔法王国を迎え撃つ態勢に入っていた。


軍司本部の近くにある研究所。
その研究員は里がもうすぐ戦場となるため安全な里の奥に避難していた。



そこにいる白衣を着た研究員の一人が呟く。



信玄「また楽しいゲームが始まるポヨ」




<FAME>


その頃、戦争が起こることを感知しFAMEも動き出そうとしていた。
FAMEは主にリーダーであるサモタと、サモタを直接サポートするスリーエキスパートと呼ばれる直属の部下が3人、そしてその下には少数のメンバーが存在するだけであった。

FAMEは一族からたった一人生き残ったサモタが自力で立ち上げた組織のため、基本的に現在は少数精鋭である。

サモタ「お前たち3人にも同行してもらう。久々の大仕事となりそうだな」


縄源氏「ほう、久々の大きな戦いかの!」


えばた入道「どんな戦いだろうとリーダーについていくよ」


松原老人「腰がちょっと痛いですけどね」


各々の想いが交錯し、今大きな戦いが起ころうとしている。
そして今回の2国の戦いが長く続いてきた2つの国の戦いの運命を大きく左右することになる。



第3章前編「始動」に続く











第2章番外編


あれは10年前、この私エンジェルス・ガウ子がまだ8歳の時。
あの頃に彼、イタチザメと初めて出会った。


それはガウスの里とtzt魔法王国とのちょうど間ぐらいにある秘密の遊び場。
そこはたまたま彼にとっての秘密の遊び場でもあったのだ。


私はガウスの里の住人、彼はtzt魔法王国の住人。敵対する国同士であっても私達はまだ子供、なんの不都合もなく遊べた。

それから私達はその遊び場で度々遊ぶことになった。

でも、私達が成長するにつれそういうわけにもいかなくなってしまった。

ある時、彼に魔法王国に来ないかと誘われた。
私は、彼のことが好きだった。
けれど迷って迷った末に、私は結局家族を置いて魔法王国に行くことを選べなかった。


年月も過ぎ私は隊長の座に昇り、彼も魔法王国で重役に就いたという。
だからお互いもうあの場所で会うこともできなくなってしまった。
彼が今どう思ってるかはわからないけれど、私は戦わなければならない。
国のため、そして家族のために。
彼とは戦えないかもしれない、それでも私はーー。


信玄「迷っているのかい?」

エンジェルス・ガウ子「!その白衣・・・貴方は研究所の研究員ね」

考えごとをしていたエンジェルス・ガウ子の後ろにいつのまにか信玄が現れていた。

エンジェルス・ガウ子「どうしてそれを・・・?」

信玄「君の顔は恋煩いをしている顔だったから」

エンジェルス・ガウ子「・・・大丈夫、私は戦えます」

信玄「ふふ、ならいいけどね。僕はそろそろ避難所に戻るよ。研究員は皆大事な資料を持って隠れてろとの命令でね。いつまでもこんなところにいて戦いに巻き込まれたくはないからね」

そう言って信玄は後ろ手を振りながら里の奥へと戻っていった。


エンジェルス・ガウ子(私は迷っているのかな?・・・ううん、大丈夫。戦える)

たとえ、彼が相手でも。

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